ここまで、フォルダ、ステータスライン、起動メニュー、ニュース収集と、Claude にいろいろな設定をしてもらいました。便利になった一方で、気になってきたのが「設定が壊れたらどうしよう」です。そこで、壊れても戻せる備えと、別の PC でも同じ環境を作れる準備をしました。
備え1:書き換える前に控えを取る
1本目の記事で作ったルールに、「既存のファイルを書き換える前に、.bak を付けたバックアップを作る」と書いてあります。Claude は設定ファイルを変える前に、必ず settings.json.bak のような控えを作ります。直前の状態には、いつでも戻せます。
備え2:バックアップ用のスクリプト
大事な設定ファイルを、日付つきのフォルダにまとめてコピーするスクリプトを作ってもらいました。
C:\GenerativeAi\Setting\backup\日付-時刻\
- Claude Code の設定(settings.json、keybindings.json、共通の CLAUDE.md)
- 各作業フォルダの CLAUDE.md
- Windows Terminal と VS Code の設定
使い方は、Claude に頼むだけです。
| 頼み方 | すること |
|---|---|
| バックアップして | 今の設定を backup フォルダにコピーする |
| backup の○日のものに戻して | その日の設定に戻す |
設定を変える前には、Claude が自分でバックアップを取ってくれます。
備え3:Git で変更履歴を残す
Git は、ファイルの変更履歴を記録する道具です。「いつ、何を変えたか」が残るので、どの時点にでも戻せます。C:\GenerativeAi のフォルダ全体を、Git で記録するようにしました。
- Git のインストールも Claude がやりました(Windows の winget というしくみを使います。途中で「変更を許可しますか?」と出たら「はい」を押します)
- 履歴は PC の中だけに残します。インターネットには送らないので、アカウントもパスワードも不要です
- 自動で作られるファイル(ステータスラインの確認用データなど)は、記録しない設定にしています
| 頼み方 | すること |
|---|---|
| Git に記録して | 今の状態を履歴に残す |
| 変更履歴を見せて | これまでの変更を一覧にする |
| ○○ を前の状態に戻して | そのファイルを過去の状態に戻す |
注意点は、PC が壊れると履歴も一緒に消えることです。ネットにも控えを置きたくなったら、GitHub(Git の履歴を預けられるサービス)を使います。
おまけ:確認の回数を減らす
Claude Code は、操作の前に「いいですか?」と確認してきます。安全のためですが、フォルダの中身を見るだけ、ファイルを読むだけ、といった操作まで毎回聞かれると手間です。そこで、読むだけの操作は確認なしで進めてよい、という許可リストを作ってもらいました。
{
"permissions": {
"allow": [
"PowerShell(Get-ChildItem *)",
"PowerShell(Get-Content *)"
]
}
}
C:\GenerativeAi\.claude\settings.json に書いてあります。Get-ChildItem はフォルダの中身を見る、Get-Content はファイルの中身を見る命令です。書き換えや削除は、これまでどおり確認が出ます。
別の PC で同じ環境を作る
ここまでの設定を、別の PC でも使いたくなりました。でも、手順を1つずつやり直すのは大変です。そこで Claude に「この環境を別の PC で再現するための指示文を作って」と頼みました。
できあがったのは、新しい PC の Claude Code に貼り付けるだけで、同じ環境を作れる長い指示文です。フォルダ、ルール、ステータスライン、起動メニュー、バックアップ、Git の設定まで、全部入っています。
新しい PC でやること
- VS Code と Claude Code を入れて、ログインする(1本目の記事の「最初に入れる3つ」)
- C:\GenerativeAi フォルダを作り、そこで Claude Code を起動する
- 指示文をまるごと貼り付けて、Enter を押す
- 許可を求められたら、内容を確認して許可する
- 終わったら、VS Code を開き直す
引き継がれないもの
- 会話の履歴
- Claude の記憶(メモリ)
- Git の履歴
ニュース収集はクラウドで動いているので、新しい PC で設定し直す必要はありません。
指示文の作り方
自分の環境で、次のように頼めば作ってもらえます。
今の Claude Code の環境を、別の PC で再現するための「Claude への指示文」を作ってください。
- 新しい PC の Claude Code に貼り付けるだけで、同じ環境ができるようにする
- フォルダ構成、CLAUDE.md、設定ファイル、スクリプトの中身を全部入れる
- 既存の設定は消さずに追記する。書き換える前にバックアップを取る、というルールも入れる
- 最後に動作確認をして、結果を報告するようにする
- パスワードや個人情報は入れない
- 先頭に、人がやること(インストールと貼り付けの手順)を書く
C:\GenerativeAi\Setting に保存してください。
この指示文は、自分の環境の説明書としても役に立ちます。何をどう設定したかが、1つのファイルにまとまっているからです。
使ってみて
- 安心して頼めるようになった。失敗しても戻せるので、新しい設定を気軽に試せる。
- 説明書が自然にできた。手順書も指示文も、Claude が作って更新してくれる。
シリーズの一覧:Claude Code の環境づくり まとめ

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